このブログ、WordPressを使用していて、お問い合わせフォームにContact Form 7というプラグインを使用しています。また、メールアドレスはGoogle Workspaceのものを使用しています。通常の設定だけでは、メールが不達になることが判明しました、解決方法を紹介します。
目次
プラグイン「WP Mail SMTP」のインストールと設定(前半)
- プラグイン「WP Mail SMTP」をインストールします。無料版でOKです。
- WP Mail SMTPの設定画面を開きます。
- 送信元アドレスに使用するメールアドレスを入力します。
- 送信者名を入力します。
- メーラーはGmailを選択します。
- いったん保存します。
「Google Cloud Platform」の設定
Gmail APIの作成
- 「Google Cloud Platform」に入ります。
- ユーザーアカウントとGoogle Workspaceのアカウントが違う場合は、画面右上のアカウントアイコンをクリックして、該当のアカウントに変更します。
- 「Google Cloud Platform」のホーム画面から「APIとサービス」を選択します。
- APIライブラリで「Gmail」と検索すると、「Gmail API」が見つかります。
- 「有効にする/管理」をクリックします。
- Gmail APIを使うために「認証情報の作成」をクリックします。
- 「プロジェクトへの認証情報の追加」という画面が開きます。
- 使用するAPIは「Gmail API」を選択します。
- APIを呼び出す場所は「ウェブブラウザ(JavaScript)」を選択します。
- アクセスするデータの種類は「ユーザーデータ」を選択します。
- 「必要な認証情報」をクリックします。
OAuth同意画面の設定
- 「OAuth同意画面の設定」というウインドウが立ち上がりますので、「同意画面を設定」をクリックします。
- アプリケーションの種類を「内部」を選択します。
- アプリケーション名は自分でわかりやすい名前をつけます。
- 「保存」をクリックします。
OAuthクライアントIDの作成
- 「認証情報」>「+認証情報を作成」>「OAuthクライアントID」の順にクリックして、OAuthクライアントIDを作成します。
- 認証情報を設定します。アプリケーションの種類は「ウェブアプリケーション」を選択します。
- 名前には任意の名前を入力します。
- 承認済みのJacaScriptの生成元は「URLを追加」をクリックして、自分のウェブサイトのURLを入力します。
- 承認済みのリダイレクトURLは「URLを追加」をクリックして、先ほど途中まで設定した「WP Mail SMTP」の設定画面に戻り、「Authorized redirect URI」を「承認済みのリダイレクトURL」に貼り付けます。
- 「OAuthクライアントIDを作成」をクリックします。
- 認証情報をクリックして、認証情報の管理画面を開く。続いて、先ほど作成したOAuthクライアントIDをクリックします。
- 該当するクライアントIDをクリックすると、画面右側にクライアントIDとクライアントシークレットが表示されます。
プラグイン「WP Mail SMTP」の設定(前半)
- 「WP Mail SMTP」の設定画面に戻ります。
- 「Client ID」に先ほどGoogle Cloud Platformで生成したOAuthクライアントIDのクライアントIDを貼り付けます。
- 「Client Secret」に先ほどGoogle Cloud Platformで生成したOAuthクライアントIDのクライアントシークレットを貼り付けます。
- 「設定を保存」ボタンをクリックすると、「Autorization」の欄にボタンが表示されるので、このボタンをクリックします。
- 「WP Mail SMTP」からGoogleアカウントへリクエストが送られ、「(OAuth同意画面の設定で設定したアプリケーション名)がGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」という」ウインドウがポップアップされます。
- 「許可」をクリックします。
- 「WP Mail SMTP」に「You have successfully …」のような表示が出たら成功です。
- 最後に、お問い合わせフォームがちゃんと動作しているかどうかを確認します。具体的には、お問い合わせフォームに入力して送信してみて、ちゃんとメールが設定したメールアドレスに届くかどうかです。