ストローの脱プラはなぜ?代替用品は?

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皆さんは生涯で何本のストローを使用しているか考えたことはありますか? 5歳から65歳までの間に1人当たりおよそ3万8千本のストローを使うと見積もられています。なんとアメリカだけで一日に5億本のプラスチックストローが使用されているのです。そんなプラスチックストローの環境への影響や脱プラ化後の代替品を見ていきましょう。

なぜストローの脱プラなの?

前述したようにプラスチックストローは毎日たくさんの量が消費されています。アメリカで一日に5億本使用されていると書きましたが、これを繋げると地球2.5周にもなるそうです。一本ではあれだけ短いのに驚きですね。

ストローの脱プラ化の先駆けとして2018年に“スターバックス”は、「2020年までに日本を含む全世界2万8千以上の店舗で、環境保全を目的に、プラスチックストローの提供をやめる」と発表しています。

日本でも、“デニーズ”や“大戸屋”、“リンガーハット”などではプラスチックストローの設置をやめ、グラスから直接飲んでもらうようにしています。

大手の会社でこのような発表がありましたが、プラスチックはリサイクルされるのでは?と思った方も多くいるかと思います。

しかし、プラスチックストローは小さく細いためリサイクル用に回収されることはほとんどありません。一部はそのまま海に入り、動物が誤食してしまうことが問題になっています。

あれだけ小さいストローの脱プラのきかっけになったといわれているのは、2015年にネットで公開されたある動画です。動画には、鼻にストローが刺さったウミガメから、ストローを抜くという痛々しい姿が映っていました。

オーストラリアの海岸で打ち上げられたウミドリの死因を調査すると、一羽の体内から234個ものプラスチック片が出てきたという報告がありました。海岸でポイ捨てしてしまったストローは動物たちに深刻な影響を与えているのです。

また、今年も流行した“タピオカドリンク”。みなさんもタピオカの飲み残しや、飲み終えた容器のポイ捨てを一度は目にしたのではないでしょうか?ゴミ問題もストローの脱プラ化への1つの要因となっています。

代替品はなに?

紙製ストロー:多くのメーカーで採用されています。ストローの設置をやめた飲食店でも希望する人には紙製のストローを提供するようなところもあります。しかし、プラスチックストローに比べて製造にコストがかかることが懸念されています。

木製ストロー:木造住宅メーカーの「アキュラホーム」が、木製ストローを開発しました。間伐材を薄くスライスし、斜めに巻きあげたもので、長時間飲料につけてもふやけないのが特徴となっています。香りも無臭にすることが可能だそうです。

ステンレスストロー折りたたむことが出来るのが特徴的です。安全性と耐久性にも優れています。

新しい容器フタの盛り上がった部分に直接口を付けて飲むタイプの新しい容器も作られています。スターバックスではこの容器を採用すると発表しています。タピオカドリンクも新しいカップやフタのデザインの開発が進められています。

プラスチック製品の中でも小さいストローは動物への深刻な影響が大きな理由となって脱プラ化を進めているのですね。代替品も何種類かあるので自分好みを見つけてみてください。みなさんも小さいストロー1つですが、海に住むたくさんの動物のためにも今日から意識してみてください。