タイニーハウスとは?メリットや価格は?

タイニーハウス
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自分のライフスタイルを見直したい!モノばかりあふれた中身のない生活はもううんざり!タイニーハウスというシンプルな暮らしが、生き方を大きく変えるかもしれません。

タイニーハウスは「Tiny(小さな)house(家)」、1990年後半にアメリカで提唱された家の形です。アメリカはハリケーンによる自然災害やリーマンショックで、家を手放す人が急増しました。そんなライフスタイルを変えざるを得なかった人や、生活に疑問を抱き始めていた人たちの間で、小さな家でのシンプルなライフスタイルを実現できるタイニーハウスがムーブメントとなっていきました。

大切なものだけに囲まれ心が豊かになれる家、タイニーハウスは日本でも東日本大震災後、注目されるようになりました。物質による豊かな生活など簡単に消え去ってしまうことを知り、豊かさの意味を探るうちに、タイニーハウスというライフスタイルが注目されたのです。

タイニーハウスのメリットとデメリットは?

なぜ、タイニーハウスが注目されるのでしょうか。そのメリットをみてみましょう。

家にかかる費用のコストカット

一般的な家と比べればかなり小さいので、材料は少なく工期は短く、その分費用が抑えられます。自分で建てることにも挑戦できます。住み始めれば光熱費なども維持費も少なく家にかかるコストが抑えられます。

固定式のタイニーハウスには固定資産税が掛かりますが、居住空間が小さくなることで金額は抑えられます。移動式のタイニーハウスは、さまざまな要件をクリアできれば、基本的に固定資産税は掛かりませんが、税金以外の維持費はかかります。

家に縛られず、働き方が自由になる

特に住宅費が高い都会では家にかかる費用が抑えられることで、貯蓄にまわせます。住宅ローンに縛られないことにより、会社に縛られない働き方ができるかもしれません。

本当に大切なものだけに囲まれて暮らせる

スペースがかなり小さくなりますので荷物を減らす必要があります。モノだけでなく、場所、仕事、人との付き合いまで、自分にとって大切なモノを見極めるきっかけになります。

こだわりの空間を作ることができる

材料や設備、家具に妥協せず、こだわりの空間を作れます。小さいからこそ、自分の思いの詰まった空間を作ることができます。

タイニーハウスのデメリットは

物が増やせない

居住空間が限られたタイニーハウスには必要以上のモノは所有できません。必要な時だけレンタルしたり、シェアしたりするライフスタイルが広がってきていますのでうまく利用したいものです。

パーソナルスペースがとりづらい

居住面積が少なく部屋はひとつだけというタイニーハウスで、個人の空間はとりにくいものです。スペースを仕切る、ロフトを設けるなどの工夫が必要になります。

タイニーハウスの価格や業者は?

気になるタイニーハウスの価格は、広さや水回りの有無で大きく変わります。

住宅(水回りあり)としてのタイニーハウス

相場で価格が約300~400万円、運搬費用、基礎・インフラ工事などを含めても約500~600万円で建てることができます。(土地代は別になります。)

セカンドハウスとしてのスモールハウス

無印良品の小屋が人気を集めるなど、10平米ほどのセカンドハウスとしてのタイニーハウスは各メーカーから販売されています。
・ 無印良品の小屋
サイズ:屋内9.1平米、縁側3.1平米
構造:木造軸組工法
価格:材料費・施工費を合わせた価格です。
本体価格: 標準仕様 3,000,000円 / 断熱仕様 3,362,000円 / 防犯仕様 3,290,000円(記事執筆当時)

移動式タイニーハウス

水回りがないシンプルなトレーラーハウスは200万円台から、キッチン・シャワー・トイレの水回りを備え、家族で過ごせるトレーラーハウスは、400万円からが相場のようです。

amagearトレーラー(旧:KIBAKO TRAILER)天城カントリー工房
簡易キッチン・トイレ・シャワー付amagearトレーラーは、車で牽引可能な国産トレーラーハウスです。
ロフトがふたつ設けられ、パーソナルスペースとして使えます。生活に必要な設備を備えているので移動もできる家として最適です。

名称:amagear(旧KIBAKO)「TRAILER」
面積:15.4平米+ロフト
本体価格:700万円〜

エアストリーム〈16’BAMBI SPORT〉エアストリームジャパン
世界中にファンがいるエアストリームは、まるで宇宙船のようなデザインが特徴です。
比較的小型なので牽引がしやすく、キッチン・シャワー・トイレの設置も可能です。

名称:エアストリーム〈16’BAMBI SPORT〉
面積:4.9平米(約2.8畳)
本体価格:520万円〜

車+家「キャンパー」

車の内部を改造して居住可能にしたもので、キャンピングカーのようにあらかじめ居住可能な設備が付いて販売されているものや、バスやバンを改造して作られたものがあります。

ベッドやキッチン付きで、シャワーやトイレは付いていないものが多いです。広さと工夫次第で取り付けることも可能です。

キャンピングカーバンを改造したもの、軽トラの荷台に乗せるタイプなど、国内でもさまざまなものが販売されています。旅をしながら暮らしたい人には最適です。

タイニーハウスという選択

オシャレな小屋を庭に設置してショップをオープンしたり、趣味を思い切り楽しんだり。土地やモノに縛られず旅をしながら暮らしたり、平日と休日で家ごと移動したり。自由なライフスタイルが、少し視点を変えるだけで手に入れられます。

タイニーハウスは小さな家、でも生活スタイルを見つめなおすきっかけとなる、 人生を楽しむための 大きな夢のスペースかもしれません。

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