仮想通貨とは?種類や問題点は?

お金仮想通貨

Facebookが提唱した新たな仮想通貨「リブラ」。最近話題ですよね。でも、そもそも仮想通貨ってなんだろう?

社会のしくみを変えるかもしれない、仮想通貨の進化に追いつこう。この記事では、仮想通貨の種類や問題点を紹介していきます。

仮想通貨とは

仮想通貨は暗号通貨とも呼ばれ、インターネット上で使えるお金です。最初の仮想通貨、ビットコインは2009年に運用を開始しました。中央銀行への不信感から生まれたといわれるビットコインには、管理者がおらずシステム従って運用されています。

また、発行上限が決められているので、インフレが起こりにくくなります。ビットコインを運用する技術を「ブロックチェーン」と言い、全ての仮想通貨はこの技術を利用しています。

仮想通貨はどこで手に入る?

仮想通貨を得る方法は2つあります。1つ目は、仮想通貨の取引の承認を行った報酬として受け取る方法です。この承認の作業(マイニングという)では計算を行うのですが、一番計算が早かった人にしか報酬は与えられません。

また、設備や電気代にお金がかかることと、現在は組織単位でマイニングは行われているため、個人が参加することは難しいでしょう。なので、2つ目の取引所から仮想通貨を円や米ドルなど(法定通貨という)で購入する方法が手軽で一般的です。日本では2017年よりこの仮想通貨を扱う取引所は登録制になりました。

仮想通貨の種類

現在、世界には1500種類の仮想通貨が存在していると言われています。今回はその中でも時価総額が高い5つの仮想通貨を紹介したいと思います。時価総額とは「通貨発行量(各仮想通貨の単位)×市場価格(円や米ドルなど)」で計算することで、仮想通貨を比較できるようにした指標です。

1.BTC(ビットコイン)

最初の仮想通貨。

  • 仮想通貨名                   Bitcoin
  • 提唱者                Satoshi Nakamoto
  • 公開日                  2009/1/3
  • 承認システム               PoW
  • コインの発行上限          2100万BTC
  • ブロック報酬               12.5BTC (半減期:4年)
  • ブロック生成速度         10分

2.ETH(イーサリアム)

ビットコインを研究したヴィタリック・ブテリンが開発した仮想通貨。

  • 仮想通貨名                   Ethereum
  • 提唱者                     Vitalik Buterin
  • 公開日                   2014年
  • 承認システム                PoW
  • コインの発行上限          なし
  • ブロック報酬                約3Ether
  • ブロック生成速度    12秒

3. XRP(リップル)

民間企業のリップル社が中心となって開発した仮想通貨。

RippleNet上の仮想通貨で、異なる国の法定通貨をやり取りを簡単にすることを目標としています。

  • 仮想通貨名                   Ripple
  • 提唱者                     Ripple, Inc.
  • 公開日                   2012年
  • 承認システム                PoC (海外ではRPCAという)
  • コインの発行上限          1000億XRP (発行済、Ripple社保有)
  • ブロック報酬                —
  • ブロック生成速度         —

4 .BCH(ビットコインキャッシュ)

ビットコインが抱える問題を解消するために開発された仮想通貨。

(ブロックサイズの拡張による解消方法)

  • 仮想通貨名                   Bitcoin Cash
  • 提唱者                      —
  • 公開日                   2017/8/1
  • 承認システム                PoW
  • コインの発行上限          21000万BCH (半減期:4年)
  • ブロック報酬               12.5BCH
  • ブロック生成速度    10分

5.LTC(ライトコイン)

ビットコインが抱える問題を解消するために開発された仮想通貨。

(取引データサイズを縮小させる解消方法)

  • 仮想通貨名                   Litecoin
  • 提唱者                     Charlie Lee
  • 公開日                  2011/10
  • 承認システム               PoW
  • コインの発行上限          25万LTC
  • ブロック報酬               12.5LTC (半減期:4年)
  • ブロック生成速度    2.5分

仮想通貨の問題点

①ハッキングによるリスク

ビットコインのシステム自体は正常でも購入後にハッキングなどの被害を受け、仮想通貨が流出する可能性があります。一般的に取引所で購入したビットコインは、取引所の口座か自分のウォレット(スマホやPCのアプリ)で保管します。この口座やウォレットの管理やセキュリティが甘ければ、ハッキングなどによって資産が流出する危険性があります。

実際にマウントゴッズ事件やビットフィネックス事件では内部での不正操作やハッキングにより、大きな被害を出しました。

②価格変動が激しい

仮想通貨は、法定通貨との交換ができますが、その価値は保証されていません。

なので、需給の変動が市場価格に影響し、購入した額と同じ法定通貨を得ることができない場合があります。(お金は殖える可能性もあれば、減る可能性もあるということです。)

また、利用者が少ないため、投資規模の大きい一部の人が動くだけで、価格が乱高下する場合があります。

③各国による仮想通貨の扱い方が違う

日本では法規制や利用者保護が進められていますが、国によっては仮想通貨の利用を制限・禁止しています。国際的な取引で使用するには、まだ制度などの調整が必要です。

④二度と復元できない場合がある

仮想通貨の取引では、本人確認のために秘密鍵を使います。取引所の口座の秘密鍵は取引所が、自分のウォレットの秘密鍵は自分が、管理するようになっています。

スマートフォンなどウォレットの入った端末を紛失して、ウォレットの復元したい時があると思います。このときに復元に必要なパスフレーズが分からなければ、二度とそのウォレットを復元することはできません。 これは相続する場合などにも当てはまります。相続人は公開鍵や取引所だけではなく、ウォレットのパスフレーズや秘密鍵なども知っている必要があります。

これは相続する場合などにも当てはまります。相続人は公開鍵や取引所だけではなく、ウォレットのパスフレーズや秘密鍵なども知っている必要があります。

「リブラ」とは

ビットコインなどの仮想通貨との違い

リブラはビットコインとは違い、法定通貨を裏付け資産とします。これによって、価値が保たれ、需給による価格の変動が起こりにくくなります。

日本の資金決済法では、仮想通貨を「法定通貨または法定通貨建ての資産ではない」ものだと想定しています。このため、円や米ドルで裏付けされたリブラは日本では「仮想通貨」に含めない可能性があります。

法定通貨との違い

リブラは、「国境のないグローバルな通貨と金融インフラになること」を目標として計画されているデジタル通貨です。つまり、銀行口座を持たない人でも、スマホ1つで簡単に、リブラを管理できるようになります。

そして、国によって異なる法定通貨とは違い、換金する必要はありません。なので、国際的な送金や海外旅行での買い物がもっと手軽にできるようになるかもしれません!

まとめ

ビットコインから始まった仮想通貨の考え方とその技術は今後も発展し、社会のしくみに大きな影響を与えていくと思います。「リブラ」のニュースを追ってみると、いち早く変わっていく社会のしくみを知ることができると思います。

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Posted by ナオ Nao N.