お盆の時の墓参りの仕方は?結婚して初めての場合は要チェック!

2019年6月14日ライフスタイル宗教, 宗派

まもなくやってくるお盆の季節。夫の実家にもたまには顔を出さなくちゃ。そうそう、お墓参りにも行こうと夫が言ってたっけ。でも結婚して初めてのお盆だし、夫の実家の宗派は知らない。お墓参りの仕方って宗派によって違うのかしら?そんな不安をお持ちのあなたの為にお盆のお墓参りについてまとめてみました。

まずお墓参りの意味ですが、これはご先祖や家族、大切な人の冥福を祈り、讃え、ご供養をするとともに、私たちの近況を報告し感謝するというものです。この私たちの気持ちは宗派問わず変わらないものです。

仏教の宗派とは?

さて、仏教には様々な宗派があります。インドで生まれた仏教は500年中頃に日本に伝わり、聖徳太子が奈良の法隆寺を建立し、仏教を日本に定着させたと言われています。その後聖武天皇の詔により全国にお寺が建立され仏教文化が根付きました。そして、平安時代になると空海・最澄という偉大な仏教者が現れます。空海は真言宗、最澄は天台宗を開きました。また法然上人は浄土宗、親鸞聖人は浄土真宗を開いています。他にも臨済宗、曹洞宗、日蓮宗など、仏教には十三宗五十六派あると言われています。

現代はお墓が遠かったり、祖父母や両親と離れて暮らしたりしていて、自分の実家の宗派さえ知らない方がたくさんいらっしゃると思います。ご家族に確認しても分からなければ、お墓のあるお寺に聞いてみるのが間違いないことでしょう。

お盆とはどういう期間?

では「お盆」とはどういう期間なのでしょう。

お盆は、先祖や亡くなった方の霊が一年に一度帰ってくると言われていて、この霊をお迎えし供養する期間を言います。東京では7月13日~16日、他の地方では8月13日~16日に行われます。お盆前日には、精霊棚(盆棚)または仏壇に、精進料理を供えた仏膳(霊供膳)や季節の物を供えてお盆のしつらえをします。13日になると夕方には焙烙(素焼きの皿)の上でおがらを焚き、迎え火で先祖や故人の霊をお迎えします。

また地方によってはお墓参りをして菩提灯に明かりを灯して霊を家まで導いて帰ってくるという風習もあります。ちなみに浄土真宗ではこの迎え火はありませんが、盆提灯を飾って仏様と先祖に報恩感謝をささげます。お盆の期間には菩提寺の住職が檀家をまわってお経をあげるという地域も多いです。16日には再び火を焚いて送り火で霊を送り出すというのがお盆の一連の慣わしです。実際、火を焚くのは難しいお家が増えているので、盆提灯を飾って霊をお迎えし送り出すということが多くなっています。

みなさんご存知の盆踊りも、元来はお盆に帰ってきた霊を慰めまた無事に送り出すという宗教的な意味合いで始まったようです。

宗派によってお墓参りの作法は違う?

宗派によってお墓参りの作法は違うのでしょうか?
まずお墓参りに特別な作法というのはありません。服装もカジュアルで結構です。寺院墓地でしたら、本堂にお参りしてからお墓参りをします。

お墓参りの流れ

お墓に合掌してから掃除を始めます。枯葉などを取り除いたら墓石に水をかけながら柔らかい雑巾やスポンジできれいにします。

きれいになったら手桶にお水を汲み、柄杓で墓石に打ち水をして清めます。

生花を飾り、お水、お供え物を置きます。

お線香をあげ合掌します。故人に近しい方から順番に行います。お線香の火は口で吹き消さず手で仰いで消します。

お参りが終了したらお供え物は持ち帰り自宅で頂きます。お線香とお花はそのままにしておいて結構です。

宗派によって異なること

お線香のあげ方が少々違います。天台宗・真言宗はお線香3本、禅宗(曹洞宗・臨済宗など)はお線香1~2本、浄土真宗(大谷派・西本願寺派)は1本をそれぞれ折って横にして置きます。決まりのない宗派もあります。お墓参りではよくお線香1束や半分に分けたりしますが、それも気持ちに違いはないのですから問題ないことです。

またお数珠の形や使い方も異なりますが、基本的には左手に持って親指と人差指の間に掛けて合掌します。その合掌についても、天台宗や真言宗では両手の指をそれぞれの指の間に交互にぴったり組んで合掌しますが、それ以外の宗派は一般的な両掌を合わせるものです。ですがよほどでなければ、それを知っていなければいけないという厳しいお家もないでしょう。知っていれば「よく知っているお嫁さん」と感心されるようなことです。

お墓参りのまとめ

私も結婚して間もなく、同居していた夫の父が亡くなり、長男である夫が母に代わって喪主を務めることになった時は不安でいっぱいでした。それまで葬儀や法事、お墓参りについて縁遠く、本当に何も知らない嫁でした。ですが、嫁の立場だと自分が一番にお焼香したり、お線香あげるシーンというのはありません。なので母の作法を見て真似て、新盆には菩提寺の住職にいろいろ教わって夫のサポートをし、いつの間にか不安もなくなっていました。

お墓参りは私たち生きているものが故人を偲び、想いを寄せ、日々の無事の感謝を伝える機会です。基本のマナーさえ知っていればきっと恥ずかしい思いをすることもないでしょう。結婚して初めてのお墓参り、緊張しすぎず、「大切な夫のご先祖様ありがとうございます」と合掌して来て下さいね。

お墓参りには数珠が必要ですよね

2019年6月14日ライフスタイル宗教, 宗派

Posted by ナオ Nan N.